第43回福祉情報工学研究会@新潟

第43回福祉情報工学研究会は新潟市朱鷺メッセにて開催されました。今回の開催に先立って、参加者の方に開催地・テーマ・企画などに関するアンケートへの協力のお願いを、発表者の方には、記録用の録音・録画を行うので不都合があれば発表ごとにお伺いする、というお願いをしました。

今回は新潟大学の林豊彦先生ほかにご参加いただいたパネル討論「地域連携による汎用コミュニケーションエイドの研究開発と知的障がい児・発達障がい児の教育支援」が印象に残りました。
工学研究者、養護学校教員、言語聴覚士作業療法士のチームアプローチについて、それぞれの立場から詳細を報告し、質疑応答。工学者が専門家に利用法を教えてもらう。「子供に何が必要か」が優先。自発的に集まった各分野の専門家が障がい児の教育に妥協せずに取り組んで成果を挙げていく、そのプロセスをわくわくしながら追体験できました。せっかくビデオ撮影をしたので何らかの形で公開してはどうか、という話が出ています。

夜は「葱ぼうず」で懇親会。飲み過ぎました。。佐渡名産「ふぐの子」も朱鷺メッセ売店で買いました。

今回実施したアンケートの回答を読みながら「自分たちのやってきたことに誇りを持とう」と改めて感じました。告知をご覧になって初めてこの研究会に参加された、という方もいらっしゃいました。遠方の方も、研究職ではない方も。。。
先日東京で開催した研究専門委員会で「我々はよい研究発表をしているのだから、もっと多くの人に聞いてもらいたい」という意見を伺いました。新潟では改めて「個々の状況に一喜一憂しないで、長期的な観点でじっくりやっていこう」と思った次第です。