聴覚と福祉情報工学

第46回(平成20年度第5回)福祉情報工学研究会のご案内です。

  • 企画(2月20日16:30〜18:30)
    • 「最近のデジタル補聴器の技術と実際(仮題)」
    • 「通訳者支援システム「イズ」による情報保障支援の可能性」

昨夜は下記の企画についての打ち合わせでした。

  • 企画:通訳者支援システム「イズ」による情報保障支援の可能性
  • 講演:渡辺美知子先生(東京大学
  • 実演:(株)ストレートワード様・(株)パワーシフト様
  • 概要:通訳は聞きながら喋るという作業であり高い認知的負荷が生じる。これは手話通訳などの情報保障においても同様と考えられる。特に通訳作業におけるこのような認知的負荷を軽減するために、(株)ストレートワード、(株)パワーシフト、東京大学の共同で通訳者支援システム「イズ」が開発され、これまでに日本語・英語などの同時通訳・逐次通訳におけるパフォーマンス向上とコスト削減の効果が確認されており、語学学習、講演聴講支援など多様な応用も期待されている。本企画ではこのシステム「イズ」を紹介していただき、特に手話通訳や要約筆記など情報保障への応用について議論する。
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福祉情報工学研究会では以前から学会等での情報保障を普及させるための活動に取り組んでいます。しかし特に手話通訳やPC要約筆記には費用がかかり、電子情報通信学会からの支援がなければ継続できない状況です。新しい技術を取り入れることで、情報保障をもっと実践しやすいものにできないか、と考えております。
今回は、情報保障の現状や問題を再確認すること、「イズ」について理解していただくことが目的です。今後、情報保障の新しい方法を模索していくための第一歩になれば、と考えております。皆様のご参加をお待ちしております。